「介護福祉士が減少している理由は?」
- 介護福祉士が減少している理由は?
- 介護福祉士の受験者が少なくなった3つの原因
- 介護福祉士の人手不足の解決策は?
をまとめました。
介護福祉士が減少している理由は?
待遇のよくない職場
- 収入が少なかった
- 将来のキャリアアップが見込めなかった
- 専門性や能力を十分に発揮できず、昇給しずらい
など、介護福祉士をやめた理由のうち、待遇にかかわるものです。
他業種への流出と離職
従業員の不足を感じる事業所は、6割を超えています。原因は、ダントツで「採用困難」。
理由は、「介護業界での獲得競争が激しい」に次いで、
- 他産業に比べて労働条件が良くない
- 景気がよいため、介護業界へ人材が集まらない
で、他業種への流出もあるようです。
今後も、生産年齢人口は減っていき、人手不足はますます深刻になるでしょう。
「私事都合」で続けられない
- 出産・育児と両立できない
- 家族等の介護・看護
- 業務に関連しない心身の不調や体力の衰え
業務の負担が大きいので、続けられなくなってしまいます。負担が解消されても、ブランクが不安で、復帰をためらう人もいるようです。
資格をとる人が減っている
介護福祉士試験を受ける人が、急激に減っています。平成28年度・29年度の受験者は、以前の50%~60%までに落ち込んでいます。
また、介護福祉士の養成施設でも、入学者が年々減少しています。29年度では、定員の半分にも達していません。
介護福祉士の受験者が少なくなった3つの原因
受験の負担が大きくなった
受験資格の変更で、実務経験3年に加えて、実務者研修が必須になりました。
- 無資格の人だと450時間
- 費用は約10万~15万円
もかかります。
また、研修で勤務できないときは、職場の協力も必要になります。さまざまな負担が、受験の壁になっています。
”駆け込み受験”の余波
受験の負担が増える前に、”駆け込み受験”があったと思われます。受験資格の変更は、実施までに4年の猶予があり、受験者はぐっと増えていました。
資格を取りたい人の多くが、受験を済ませたことで、その後の受験者が、減ったと思われます。
資格にメリットを感じない
介護職員のすべてが、資格を必要と思うわけではありません。人手不足なこともあり、資格がなくても採用されれたり、仕事ができたりします。
また、資格を持っていても、収入や待遇がたいして変わらないこともあります。
ハードルの上がった資格に、苦労するだけのメリットを感じられないのかもしれません。
介護福祉士の人手不足の解決策は?
安定した将来を「見える化」する
介護福祉士になったときの、将来を見通せることが大切です。
将来を考えるには、仕事内容・収入などの待遇が、段階に応じて「見える化」されることが必要です。
将来が見えると、めざす人への安心感や、はたらく人のやりがいにつながります。
資格をめざす余裕を
はたらきながら、試験や研修を受けるのは、とっても大変。ある程度の余裕が必要です。
- 業務の負担を減らすには、
- 介護職員を増やす
- 介護予防に力を入れる
- 自宅で介護をしている人への支援
などがあります。
介護職員を増やすには
- 個人の多様なニーズ
- 生活スタイル
に合わせるなど柔軟な対応が必要です。
「ハードルが高い」と感じる人には、いろいろなはたらき方ができることを、多くの人に知ってもらうことも必要です。
具体的なプランと支援が後押しに
資格者が実際の介護現場に携わるためには、受験や実務者研修に、
- 職場のサポート
- 行政の支援制度
が受けられるかが重要です。
支援制度は、養成施設への入学や、遠方への就職にもあります。しかし、地域によって違いがあったり、知られていなかったりすることも。支援内容が誰でもわかるような工夫が必要です。
”潜在介護人材”の就職
すでに介護福祉士を持っている人の就職が、最短の方法です。
ならなかった理由や、離職した理由をふまえて、就職をはたらきかけます。また、過去に介護業界から離職した人は、資格の取得に近い人材です。復職や資格取得には、支援制度もあるので、情報提供が有効です。
就職・復職について不安がある場合は
- 研修
- インターンシップ
も有効です。”潜在介護人材”は、即戦力としても期待されます。
まとめ
- 介護福祉士が減っているのは、待遇のよくない職場と、業務の負担が原因
- 介護福祉士の資格は、受験の負担が大きく増えるも、メリットはナゾ
- 人手不足の解消には、介護福祉士になるためのサポートと、続けていけるビジョンが必要
今の施設に不満があるなら
介護施設によって、環境が違う
働く職員が、ガラっと変わるためです。
長い時間を過ごすなら、
- 自分が出せる雰囲気
- 話しやすい人間関係
- 気を使いすぎない環境
ってすごく大切ですよね。
もし、今の施設がつらいなら、
別の場所で過ごす自分を想像すると、悩みが消えてるかもしれません。
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