介護施設のエアコン設定温度は?冬、夏ごとの適正温度を調べてみた
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介護施設のエアコン設定温度は?

介護職ダッド介護職ダッド

利用者のことを考えると、エアコン温度ってすごい大事だね!具体的に見ていこう!

  • 介護施設のエアコン設定温度
  • 夏と冬のエアコン温度管理の注意点
  • 快適な室温に保つためのポイント

をまとめました。

 

介護施設のエアコン設定温度は?

冬の適正温度

介護施設は、高齢者が生活する場所です。各部屋の温度ムラを出来る限り減らし、急激な温度変化による、ヒートショックを防ぐ必要があります!

特に、トイレや浴室などの温度差にも、要注意!

暖めすぎず、寒くない温度の管理が重要です。

 

夏の適正温度

夏場は、動き回る職員の感覚に合わせると、どうしても低い温度に設定しがち!

高齢者は、暑さや寒さに対する感覚が、若い人と比べると弱くなってきます。

28度でも寒さを訴える高齢者もいますが、室内での熱中症を防ぐ意味でも、エアコンの適正な温度管理が必要です。

 

高齢者は体温調整の機能が低下している

高齢者は、認知機能の低下や、体温調整の機能低下により寒さを訴えがち!

クーラーが苦手な高齢者は、たくさんいます。夏でも厚着をしていると、知らず知らずのうちに熱中症や脱水症状になる場合もあるので、職員の注意が必要です。

 

温度差のムラをなくす

急激に温度差がある場所に行くと、急激な血圧の上昇や下降を起こしてしまいます。

急な血圧の変化は、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。温度ムラを防ぐ意味でも、夏場は涼しくなりすぎないように、冬場は暖かくなりすぎないように注意をする必要があります。

 

空気を循環して、適正な温度へ

直接、エアコンの風が当たると涼しくなりすぎたり、暑くなりすぎたりして嫌がる高齢者も多くいます。

  • 扇風機
  • サーキュレーター

を使用して、空気を循環させると、部屋の中のまんべんなく適正な温度に、近付けることが出来ます。

 

【夏】介護施設のエアコン温度管理の注意点

高齢者は体温調整が上手くいかない

介護の温度管理
高齢者は暑くても汗をかきにくくなります。汗の量が少ないと、身体の中に熱が上昇しやすくなります。

また、のどの渇きを感じにくく、熱中症になりやすいです。そのため、適度な水分補給が必要です。

 

職員の体感温度に合わせると冷えすぎる場合が!?

動き回る職員は、どうしても暑さを感じがちです。そんな職員の体感温度に合わせた冷房設定は、高齢者にとっては寒すぎる場合もあります。

出来る限り、利用者がいる場所の設定温度は、低くなりすぎないように注意が必要です。

 

高齢者は冷房が苦手!

高齢者は冷房を嫌がる方も少なくありません。

出来る限り冷房を強くしないために、

  • 扇風機を上手く使う
  • サーキュレーターで風を循環させる

など、冷房に頼らない使い方も考えられます。

 

【冬】介護施設のエアコン温度管理の注意点

高齢者は寒がり!?

高齢者は、若い頃に比べて血液を送り出す、心臓の機能が低下します。

また、血管が硬くなりやすくなることから血液の循環が悪くなります。いわゆる「血の巡り」が悪くなることから、寒さを感じやすくなります。

 

冬場に注意が必要なのは、温度管理だけではありません。

空気が乾燥していると、インフルエンザなどの感染症が広がりやすくなります。加湿器を併用するなど、湿度にも注意をする必要があります。

 

冬場に閉め切った空間にいると、ウィルスやニオイが室内を循環します。汚れた空気は、身体の抵抗力を落とすことにもなります。

定期的に換気をして、新鮮な空気を取り入れることは健康のために重要です。

寒いから窓を開けたくない…

という気持ちもありますが、健康のために時間を決めて、換気を行う習慣も重要です。

 

快適な室温に保つためのポイント

利用者の観察に気を付ける

介護施設での温度管理

介護施設の主役は、利用している高齢者。

  • 寒がっていないか
  • 暑がっていないか

日々の観察は重要なポイントです。

特に夜間は、

「布団を掛けていないけど暑いかな?」
「いつもよりトイレが頻回だけど、寒いんじゃないかな」

など、普段と違った様子があったら温度を確認してみるのも大事な事です。

 

グリーンカーテンや遮光ネットで日陰を作る

涼しい雰囲気を演出するためにも、グリーンカーテンや遮光ネットの使用をおススメします。

遮光ネットは、ホームセンターなどで安価で購入できます。

日当たりが良い場所に設置することがおススメです!

 

感覚ではなく、温度計や湿度計を基準にする!

感覚で温度調整をすると、どうしても動き回る職員に合わせてしまいがち!

温度計や湿度計を使って、客観的に設定温度に近付けることが大事です。

特に、湿度は感覚では分かりにくいものす。感覚に頼るのではなく、数値を確認して快適な室温を目指しましょう!

 

まとめ

  • 冬場は17~22度、夏場は25~28度の設定で各部屋の温度ムラをなくす
  • 職員に合わせるのではなく、高齢者にあった温度管理をする
  • 温度管理と合わせて、湿度や換気も重要
 

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