- 介護職はうつで休職が多い理由
- 介護職でうつに。精神疾患で苦しい時の3つの対処法
- 介護職はうつで休職、退職する時の注意点
- 介護職でうつ病で精神を病む前にできる対策
をまとめました。
介護職はうつで休職が多い理由は?
介護職として働く人の多くは、真面目で優しい性格。優しくて真面目な性格は介護をするうえで大きな強みとなりますが、裏目に出ると弱みとなります。
さらに過酷な労働環境の中で、我慢強く働き、利用者に寄り添うことは、精神的に大きな負担となり、うつ等で悩む理由となります。
真面目で自分に厳しく、他者に優しい性格
仕事に対する責任感が強く、真面目であることは、ケアや仕事が思うようにできないとストレスを強く感じます。
さらに、真面目な性格に、自分に厳しい性格が重なると、ストレスを他者に打ち明けたり、ストレスを発散していくことが難しく、精神的なストレスを抱えてしまう介護職も多いです。
そして我慢強く、他者に優しい性格であることは、対利用者だけでなく、同僚に対しても同じ。
嫌な仕事も引き受け、自分の能力を超えた仕事を請け負ってしまうことで、燃え尽き症候群や対人関係での悩みを引き起こすことがあります。
過酷な労働環境
個人の特性に加え、介護職は慢性的に人手不足。時間に追われながら働かざるを得ず、排泄介助など過酷な労働環境でもあります。
過酷な労働環境に加え、給料が安く、評価されないと感じやすいことも精神的にストレスを与えます。
介護職でうつに。精神疾患で苦しい時の3つの対処法
自分に寄り添って働く
真面目で優しい性格を持ち、過酷な労働環境で働く介護職は、自分でも気が付かないうちに、精神的疲労が溜まり、「しんどい」「朝起きられない」という状況になってしまうことも珍しくありません。
利用者に寄り添うだけでなく、自分のことも大切にして寄り添って、働くことができるよう、苦しい時には、以下の3つの対処方法を試してみてください。
自分自身を客観的にみる
目の前の利用者を客観的に観察し、寄り添うことが得意な介護職。その強みを自分自身にも活かしてみましょう。
目の前のケアや仕事だけでなく、自分自身にも矢印を向けて観察することが必要です。
以下の項目のうち、あなたはいくつあてはまるものがありますか?あてはまるものが多ければ、要注意。そんなときは、自分自身にも優しく寄り添う姿勢が大切です。
- 仕事の日の朝が憂鬱
- 休みでもやる気が出ない
- 夜寝つきが悪い
- 食欲がない、または食べ過ぎてしまう
- 急に泣けてくる
同僚を頼る
我慢強いことで、弱音を吐いたり、仕事を頼むことが苦手な介護職。
話しやすい同僚を見つけ、話を聞いてもらいましょう。同僚はあなたが思っているよりも、共感してくれることと思います。
話を聞いてもらうことができるようになったら、仕事を頼む等、自分の負担を減らせるように同僚を頼ってみてください。
退職や休職を検討する
介護職に一番大切な資質は、心身ともに健康であること。
自分の生活や人生に支障をきたしてまで、働く必要はありません。環境を変えることで、自分の強みを活かし再スタートを着ることはいつでもできます。
今の職場では無理だと感じる場合は、退職と転職を考えてみましょう。介護職は、転職の際も同業を選択する人が多い職種なので、心配はありません。
急に、退職や転職はハードルが高いと感じる方もいるでしょう。その場合は、休職も検討してみましょう。
「みんなが働いているのに休めない」と真面目に考えてしまう場合は、1週間休みをもらい、客観的に自分を観察する時間を設けましょう。
介護職はうつで休職、退職する時の注意点
介護職はうつで休職する時の注意点
休職する際は、職場の休職制度を確認し、休むことに専念しましょう
自分の身体と心の健康があってこその介護の仕事です。
真面目で優しく、我慢強い性格の介護職であれば、必要としてくれる職場はいくらでもあるでしょう。
まずは、休職する際の注意点を押さえておきましょう。
職場の休職制度を確認する
職場によって、休職の制度や期間、必要なものは様々です。
特に休職申請の際に、主治医の診断書が必要な場合は、職場指定のフォーマットがある場合もあります。
そのため、事前の確認が必要となります。
休職後に復帰することも念頭に、気持ちよく休職がスタートできるように、無理のない範囲で準備をしてみましょう。
休職中は休むことに専念する
真面目な性格は、休職中も「自分だけ休んでいてもいいのかな」と考えてしまうことがあるでしょう。
しかし、休職中の一番の仕事は、「休むこと」です。たくさん寝て、身体の疲れを取るもよし、趣味などでリフレッシュをするもよし。自分なりに休むことに専念しましょう。
介護職はうつで退職する時の注意点
ルールを確認し、ストレスの少ない退職を!
退職を決めることは、少々の体力が不可欠なので、すぐに決断できないときもあると思います。
しかし、職場によって、退職をするまでにはさまざまなステップがあり、多少時間がかかります。
しっかりルールを確認し、ストレスの少ない退職をしましょう。
就業規則を確認し、退職までのルールを確認する
退職をするには、民法627条により退職日を2週間以上とした退職届を提出しなければなりません。
しかし、職場ごとに定められている「就業規則」に退職までの期限が定められていることがあります。
退職届の書き方や提出先についてもルールが定められている場合があります。
退職を考えている際は、まず職場の就業規則を確認してください。
職場とは良好な関係で退職する
退職後に介護福祉士の資格取得をする等の際、実務経験を書いてもらう必要があることがあります。
しかし、事業所には書く義務などはなく、退職時に関係が悪化してしまうと、書いてもらえないということもあるそうです。
ユニフォームや健康保険証はスムーズに返却するなど、良好な関係で退職できるようにしましょう。
介護職でうつ病で精神を病む前にできる対策
ストレスへの対処方法を複数持ち、発散する
過酷な労働環境な上、真面目で優しい性格である介護職は、うつ病のリスクとなりうる、ストレスを溜めやすいので、そのストレスと上手に付き合う必要があります。
ストレスへの対処方法を複数持つ
同じだけのストレスがかかっていたとしても、対処方法は人それぞれ。
自分と他人の価値観の違いを受け入れたり、現状をキャリアアップのためと割り切ったり、複数のストレスへの対処方法を持つことをオススメします。
ストレスを発散し溜め込まない
我慢強い介護職は、ストレスをため込みやすいことが容易に予想できます。
そのため、身体や心に症状が現れる前から、ストレスの発散方法を持つことが大切です。
方法は、同僚や家族に話を聞いてもらったり、身体を動かしたり、休日にできる趣味を持ったり等、様々です。
可能であれば、発散方法も複数、身につけることが望ましいです。
まとめ
- 介護職は真面目で優しく我慢強い性格が弱みとなり、うつで休職する人が多い
- 介護職でうつや精神疾患で苦しい時は、自分自身を客観的にみること、同僚を頼ること、退職や休職を検討することの3つの対処法を試してみましょう
- うつで介護職を休職する時は、職場の休職制度を確認し、休むことに専念しましょう
- うつで介護職を退職する時は、退職のルールを確認し、ストレスの少ない退職を目指しましょう
- 介護職でうつ病で精神を病む前に、ストレスの対処方法と発散方法を複数持つことが大切です
今の施設に不満があるなら
介護施設によって、環境が違う
働く職員が、ガラっと変わるためです。
長い時間を過ごすなら、
- 自分が出せる雰囲気
- 話しやすい人間関係
- 気を使いすぎない環境
ってすごく大切ですよね。
もし、今の施設がつらいなら、
別の場所で過ごす自分を想像すると、悩みが消えてるかもしれません。
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