「介護職の男性の将来性はあるの?」
介護職の男性の将来性は?あるの?
男では介護はきついと思われがち。でも、これから男性介護士はますます重要になるよ!
- 介護職の男性の将来性はある?
- 介護職の男性が将来に不安を感じた理由
- 介護職で家族を養っていくためのコツ
をまとめました。
介護職の男性の将来性はある?
将来性はある?ない?
人材がますます必要に!将来性はある!
厚生労働省の調査で、必要な介護人材は
- 2016年度に190万人
- 2020年度に約216万人
団塊の世代が後期高齢者になる2025年には、約245万人
が必要になると言われています。
今後ますます介護職の需要が大きくなることは、統計的にも明らかです。統計からも介護職の将来性が、あると考えられます!
働き盛りの年代が減って人手不足に!
日本は、2008年をピークに人口が減少に転じています。人口の総数が減少しているので、高齢化“率”が増加していますが、2025年以降は高齢者“数”も減少していきます。
若い人が減って、高齢者が増えれば介護の需要が増加することは明らか。
人手不足に、待遇も改善せざるを得ないので、介護職の将来性は間違いなく良くなっていくと言えますよね。
ようやく介護職の必要性が認識されてきた
2009年(平成21年)に、処遇改善交付金という制度が始まり、その後処遇改善加算として介護報酬が増額されました。介護職の待遇改善のために使用しなくてはいけない加算です。
国としても、なんとか介護職の待遇改善のために、取り組みを行っています。
待遇が改善すれば、働きたい人が増えるはずです。
2019年秋には、勤続10年以上の介護福祉士に8万円の処遇改善が
ようやく介護職の必要性や専門性が認識され始めてきているので、将来性があると言えるのではないでしょうか!
男性介護職の需要
女性が多い職場だからこそ男性介護職が重宝される!
平成29年度介護労働実態調査(公益財団法人 介護労働安定センター)によると、介護職員の男女比は1:3と圧倒的に女性が多い職種です。
でも施設介護など、体力が必要な仕事はやっぱり男性が頼りになります。男性介護職の需要は間違いなく高くなります。
同性介護を行えるのは貴重
2019年現在では、75歳以上の男女は男性約39%、女性約61%となっています。
でも男性介護職の割合は25%程度と、少ないのが現状です。
羞恥心などを配慮した同性介護を行うには、男性介護職員は絶対に重要と言えます!
多様性の時代だから男性も女性も重要!
偏った職員構成の職場より、様々な年代や性別の職員が働く現場は、
色々な意見が出て環境を改善しやすいですね。
例えば、「平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(厚生労働省)を見ると、看護師も
2006年には男性4.7%
↓
2016年には男性7.3%
と大きく上昇しています。
保育士さんなどでも、男性保育士さんの活躍を見る事があります。
介護業界は、働く人も利用する人も、どちらかと言えば女性が多い業界です。男性の活躍も、施設の運営には重要になります!
介護職の男性が将来に不安を感じた理由
働いている会社に対して不安になる
介護事業所の収入の多くは、介護報酬に依存し、改定のたびに厳しくなっていきます。
東京商工リサーチによると、年々介護事業所の倒産は増加して、2017年には111件、2018年上期には過去最高ペースの倒産が発生しているそうです。
また、介護職員が離職する原因の第三位は
「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方への不満」(17.8%)
となっています。
(一位は人間関係の問題、二位は別に良い仕事があった)
働いている法人に対する不安や不満は、自分ではどうする事もできないですもんね。
いつまで体力が続くか不安
介護の仕事では、移乗や入浴介助など体力を使う場面が多くあります。
また、夜勤を伴う働き方は、とても過酷で体力勝負になります。
- 若いうちは、元気いっぱい!
でも、段々と年齢を重ねると疲れや体調不良も出てきます。体力がいつまで続くだろう…そんな不安が出てきます。
給料に対する不安
介護職員の給与水準は、決して恵まれたものではありません。
- やりがいや人のため
も勿論大事ですが、まずは物質的にも金銭的にも、それなりに満たされていることが重要になります。
“男性介護職員の寿退社”なんて、揶揄されることもありますが、給料に対する不安は皆が平等に持っていると思います。
(結婚により家族を養うために、介護を辞めて他の職種に就く事を揶揄する言葉です)
自分の生活はもちろん、結婚や子育てが普通に出来るのだろうか、介護職員なら誰でもそんな不安を持つのかもしれません。
介護職で家族を養っていくためのコツ
責任ある役職について給料をあげる
給料を上げるには、時間あたりの単価を上げることや、長く働くなどが考えられます。
時間あたりの単価を上げるには、責任ある役職やポジションについて給料を上げることが考えられます。
機会があれば役職に立候補するなども重要になります。
副業を考える
例えば、空いている時間や休みの日を利用して、短時間のパートなどをすることも可能かもしれません。
ヘルパー事業所などでは、週一回1時間から勤務できる施設も。ダブルワーク可能な施設もあります。
ただし、一番大事なのは自分の体調、くれぐれも無理はいけません!
給料が高いサービス事業所へ転職を考える
同じ介護職であって、在宅系のサービス(ホームヘルパーやデイサービスなど)と施設系のサービスでは給与形態や、手当の面で異なる場合が多くあります。
例えば、処遇改善加算などであれば、売上に対してサービス毎に決められた割合で加算
収入の大きな施設系の方が、職員に配分される割合は高まる可能性があります。
同じ頑張るのなら、
給与水準の高いサービス事業所に異動
別の施設へ転職を考える
ことも一つかもしれません。
家族で協力して生活を支える
厚生労働省の調査では、平成26年の共働き世帯は1,114万世帯、一方で専業主婦世帯は687万世帯と、日本中の多くの世帯は、共働き世帯であることが分かります。
男性だけが働いて家庭を支える時代は、今の時代には少ないと言えます。また、最近では配偶者特別控除の要件が変わり、税制面の優遇が拡充されて、共働きがしやすい環境にもなっています。
まとめ
- 介護職の男性は、ますます必要とされるから将来性がある!
- 介護職の男性は、会社や体力、給料の不安がある。
- 家族を養っていくには、責任ある役職に就くことや給料が高いサービス事業所への転職も考える
今の施設に不満があるなら
介護施設によって、環境が違う
働く職員が、ガラっと変わるためです。
長い時間を過ごすなら、
- 自分が出せる雰囲気
- 話しやすい人間関係
- 気を使いすぎない環境
ってすごく大切ですよね。
もし、今の施設がつらいなら、
別の場所で過ごす自分を想像すると、悩みが消えてるかもしれません。
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