介護士の年収は男でも低い?平均相場と今後の予想
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介護士の年収は男でも低い?

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全体と比較すると低いけど、決して、低すぎる訳ではないよ!リアルなデータを見ていこう

  • 介護士の年収は男でも低い?
  • 介護士の男性の年収【平均相場】
  • 介護業界の年収は上がる?今後の予想
  • 家族を養うためのコツ

をまとめました。

 

介護士の年収は男でも低い?

平成28年度の介護職給与を統計から見ると、下記の通りです。(企業規模100-999人の場合)

  • 男性の年収約336万2,000円

一方、全産業の平均年収のうち、男性だけに限ると402万2,400円になります。(参考②)
介護職員の男性と比較すると年間で678万200円介護職員の給料が少ないことがわかります。

参考:厚生労働省 平成28年賃金構造基本統計調査

 

介護士の給与明細

平成28年度の平均年収を統計で見ると

  • 介護職員全体(男女)の平均年収347万7,360円(参考①)
  • 全産業全体(男女)の平均年収364万8,000円(参考②)

比較すると、年間の差は17万円くらい介護職員が少ないことがわかります。年間で17万円ですので、極端に介護士の給料が低いとは言い難いです。

参考1:厚生労働省「平成28年度介護従事者処遇状況等調査」

参考2:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

 

同じ介護士でも、働くサービス事業所により給与体系が大きく異なります。主なサービスを比較すると下記の様になります。(常勤の介護福祉士の場合で男女計:参考④)

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム):440万6,604円
  • 介護老人保健施設:411万8,136円
  • 通所介護:371万6,640円
  • 訪問介護:365万1,888円

提供しているサービスによっても給料が大きく異なることがわかります。

特に夜勤を伴う施設の場合は、給料が高い傾向があり訪問介護と特養を比較すると1.2倍も違うことがわかります。

※なお、こちらの調査の給与費は純粋な額面なのか、福利厚生費を含むものなのか記述がない為、参考まで

参考④:厚生労働省 平成29年介護事業経営実態調査結果

 

介護士の男性の年収【平均相場】

特別養護老人ホームで働く男性の場合

男性介護士の年収

初任給は、月額160,000円
資格手当は10,000円
夜勤手当が8,000円*5回
処遇改善手当20,000円
賞与は年間4ヶ月
定期昇給は一年間で3,000円
交通費5,000円
5年目に役職手当5,000円、10年目に役職手当10,000円

一般的に額面(総支給額)の80%程度が、手取り額となります。
(社会保険料・所得税・住民税等を控除した後の金額)

 

1年目

初年度は、どうしても初任給が高くなく、賞与も満額出ない場合が多くあります。

また、勤めてスグに夜勤に入れない場合は、夜勤に入るまでの手当が出ない場合もあります。

(シミュレーション内容)

月額の額面
基本給160,000円
資格手当10,000円
夜勤手当40,000円(8,000円*5回)
処遇改善手当20,000円
交通費5,000円
合計235,000円

年収の額面235,000円*12ヶ月+賞与初年度基本給2ヶ月320,000=3,140,000円

年収の手取り314万✕0.8=251万2,000円

 

5年目

5年目になると、フロアのリーダーや責任あるポジションで、後輩の育成などにもあたる役割になりそうです。

額面ではもう少しで400万円、手取りでも300万円くらいにはなると思います。結婚して扶養がいたり、家賃手当があったりする法人では、もう少し高くなることもあります。

(シミュレーション内容)

月額の額面
基本給172,000円(初任給より12,000円(3,000円*4年)アップ)
資格手当10,000円
夜勤手当40,000円(8,000円*5回)
処遇改善手当20,000円
交通費5,000円
役職手当5,000円
合計252,000円

年収の額面252,000円*12ヶ月+賞与基本給4ヶ月688,000=3,712,000円

年収の手取り3,712,000✕0.8=2,969,600円

 

10年目

10年目になると、主任や責任者を任せられるポジションになることを期待されます。

それに伴って役職手当なども支給されます。ケアマネジャーや社会福祉士の資格を取得すれば、新たな資格手当も見えてきます。

(シミュレーション内容)

月額の額面
基本給187,000円(初任給より27,000円(3,000円*9年)アップ)
資格手当10,000円
夜勤手当40,000円(8,000円*5回)
処遇改善手当20,000円
交通費5,000円
役職手当10,000円(5年目より5,000円アップ)
合計272,000円

年収の額面272,000円*12ヶ月+賞与基本給4ヶ月748,000=4,012,000円

年収の手取り401万2,000✕0.8=320万9,600円

 

介護士の年収は上がる?今後の予想

介護士の年収は、今後上がっていく!

これからも介護が必要な高齢者が増加していくことは明らかです。

一方、少子化の影響から介護を担う人が年々減少しています。

施設は職員が集まらなければ運営を続けていけません。給料を上げて職員の確保を行う動きになっていくことが想定されます。

 

介護職がより専門職になり待遇が良くなる

以前は国家資格である介護福祉士資格は、専門学校(大学)で一定の履修をすれば取得可能。

また、実務経験のみで受験資格を得られて試験に望むことが出来ました。しかし現在は、学校を出ても国家試験をパスしなくてはならず、

実務経験
+
実務者研修
+
国家試験

が義務付けられました。

介護人材が少なくなっている中で、逆境する制度だとの批判もあります。

しかし介護福祉士という国家資格を、厳格化させてより
専門性を持った資格として認知するための動きになっています。専門職として認知されれば、待遇の改善にも進むことが予測されます。

 

2019年秋に、処遇改善加算が拡充されることが決まりました。

以前から少しずつ増額されてきた処遇改善加算が、この決定により一気に勤続10年以上の介護福祉士を対象に月8万円アップさせることになりました。

国も介護職員が不足していることは十分に認識しており、処遇改善加算の拡充や外国人労働者の受け入れを急いでいます。

今後も同じような待遇改善の動きが続き、介護職員の給与や今後上がっていくと考えられると思います。

 

介護士の年収で家族を養うためのコツ

家族を養う介護士

介護士の仕事の良い部分に、段階的なスキルアップを目指せることがあげられます。

初任者研修
→実務者研修
→介護福祉士
→ケアマネジャー

など、資格をアップさせていけばそれだけ給与のアップも狙うことが出来ます。

他には、

リーダー
→副主任
→主任
→部門責任者
→施設長

など、役職をアップさせて待遇を上げていくことも出来るかもしれません。いずれも自分の努力や周りからの評価は必要になってきますね!

 

専業主婦の割合は、
2000年には31.9%

2014年には24.9%と急速に減っています。

現在は、夫婦が共働きで支え合うということが普通の世の中になってきているようですね。

 

介護士は非常に不規則な勤務となる場合もあります。そんな時、子供が小さいから夜勤が出来ない…となってしまうと、

収入も減り、周りの職員にも気を使わなくてはいけなくなります。

例えば頼れる実家があれば、

  • 子供の面倒をお願い
  • 場合により同居する

などの選択も可能かもしれません。

自分の子供や孫が可愛くない親御さんはいませんよね、
頼れるうちは頼るのも選択の一つです。

 

介護業界は日本全国で人手不足の業界です。少し極端な考えですが、都市部で働くのも良いのですが、

  • 物価の安い地方で介護職をする

という選択も。

探してみると地方では、公営で介護福祉士の募集を行っている市町村も見かけることがあります。

 

同じ介護職員と言っても、在宅系のサービスと施設系のサービスや、営利法人と非営利法人など待遇や仕事も様々です。

探してみると、かなり良い条件で求人をしている施設も見られます。

例えば

子供にお金が掛かるような時期は、給与の高い施設で働く

という選択も出来るかもしれません。

最後の要点に施設によって違うので、転職もありとつなげる

 

まとめ

  • 介護士の年収は決して高くないが、施設により高い場所もある
  • 介護士男性の1年目・5年目・10年目の年収についてシミュレーション
  • 介護士の年収は今後上がっていくと予想される
  • 家族を養うために、共働きや実家の協力などで支え合う
【介護職ダットの独り言】

今後、介護職の給料は、上げざるを得ないだろうと思っています。超高齢化社会を支えるための貴重な人財だからです。

 

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