介護職のボーナスはなし?
介護業界のボーナスの現状を調べてみたよ!
- 介護職のボーナスはなしなのか
- もらえるボーナスの平均額
- 介護職のボーナスを他業界と比較
- 介護職のボーナス支給日や時期
- ボーナスを増やすためのコツ
をまとめました。
介護職のボーナスはなし?
正社員の場合、ほとんどの施設でボーナスあり!
正社員の求人では、ほとんどの施設でボーナスは支給されています。
正社員の場合、全く支給されていない施設は11.5%
残りの88.5%、すなわち約9割の施設ではボーナスが支給されているようです。
処遇改善加算をボーナスにしてる施設も
処遇改善加算(正式名称は、介護職員処遇改善加算)は、介護職員の待遇改善に取り組んでいる施設に、収入に応じて上乗せされる加算。
用途は厳格に決められており、文字通り「介護職員の処遇改善(待遇改善)に使わなくてはいけない」と決められています。
支給方法は施設に委ねられているので、ボーナスに充当することも可能です。そのため、ボーナスの原資は「処遇改善加算」という施設もあります。
国からの支援が多いと、ボーナスも上がると予想できます。
ボーナスが無くて、月給が高い施設もある
ボーナスはないけど月給が高い施設をたまに見かけます。
例えば、ボーナスが年間48万円だったとします。これを一月あたりで考えると月に4万円になります。
給料が毎月4万円上がったら、求人を出すときに目を引きませんか?
- 月給が高い
って見せ方をする施設もあります。
例えば、同じ年間228万でも、
- 基本給15万円、ボーナス年間48万円
- 基本給19万円、ボーナスなし
どちらが、目を引くでしょうか?年間で考えると同じなのですが、もしかしたら、基本給が高い点に魅力を感じる人もいるかもしれませんね。
2003年以前は、賞与には社会保険料が掛からず、ボーナスで支払ったほうが手取りの金額が多くなる状況でした。
今はボーナスにも社会保険料等が掛かるため、
「ボーナスで支払っても、月給で支払っても変わらない」と言えます。
労働者側にとっても、「後二ヶ月でボーナスが貰えるから今は辞められない…」と言うような事が無くなるのでメリットがあるんです。
介護職のボーナスの平均額
正社員
年間で平均54万7,957円
介護職員の正社員の場合、平均は54万7,957円というデータがあります。
「スゴく多い!」と言う声と「意外と少ないかも…」そのような二通りの声が聞こえてきそうです。
様々な求人を見ると、ボーナスの額は施設により、ピンからキリまであることが分かります。
多い施設では、年間で4~5ヶ月という施設もあります。
>>公益財団法人介護労働安定センター:平成29年度介護労働実態調査結果について
派遣
出る場合もあるが、金額は少額
介護業界だけではありませんが、派遣労働者でボーナスが出ているのは、19.5%と約5人に1人のみです。
派遣労働者の場合は、雇用期間が定められておりボーナスを前提とした勤務形態ではありません。仮に支給があったとしても、大きな金額を望むのは難しそうです。
パート、アルバイト
実は、ボーナスが出る施設も多い
非正規職員であるパート、アルバイトの場合は、統計でボーナスがある施設は54.7%
つまり、2施設1施設以上はボーナスがあるようです。
正社員と比較すると間違いなく金額は小さいですが、色々な求人を見ていると施設ごとに大きく異なることが分かります。
高い施設では、正社員と同様の掛け率で出る場合もあれば、掛け率が下がる施設、一律定額で出る施設など様々です。
介護職のボーナスを他業界と比較してみる
保育士・・・年間70.2万円
介護職員より、15.4万円高い
介護職員の場合、中途で入職する職員も多いため在職年数が短いケースも推測されます。
保育士の場合、新卒で入職してキャリアが長いケースが想定できる事と、
公営の保育園もあるため、介護職員と比較すると高額になるのかもしれません。
看護師・・・年間79.9万円
介護職員より、25.1万円高い
看護師の待遇は、介護職員と比較すると恵まれています。
ボーナスを比較すると約1.5倍と高額!看護師の場合は、高齢でキャリアの長い人も多くいるって影響でしょうか。
歯科衛生士・・・年間41.2万円
介護職員より、13.5万円低い!
歯科衛生士のボーナスは介護職員よりも、統計上は低いことがわかりました。
色々な理由があるとは思いますが、
- 個人経営の歯科医院がほとんどである
- 女性が多く、職員の入れ替わりが早い
- フルタイムではない働き方をする人も多い
などの理由が考えられます。
地方公務員・・・年間146.4万円
介護職員より、91.7万円高い
地方公務員のボーナスは、桁が違いましたので、比較をするのが間違っていたかもしれません。
統計上は、介護職員の倍以上のボーナスと圧倒的に高い結果でした。介護報酬が上がらない中で、公務員がこれだけ優遇されているという状況は、なんとなく違和感を感じます。
調理師・・・年間35.1万円
介護職員より、22.6万円低い!
調理師は介護職員より大きくボーナスが低いことが分かります。
理由としては、
- 職人的な働き方で、若い人が見習いで働いている
- 長く勤めることよりも、独立することを目指す
などが考えられます。
介護職のボーナス支給日や時期
夏と冬に支給される
多くの法人では一般的に、夏と冬に支給される場合が大半です。
年に2回、ボーナスがもらえるってことですね。
期末に支払われる場合もある
ボーナスは会社の期末に支払われる場合もあります。
- 年度末一時金
- 決算賞与
などと呼ばれる場合もありますが、ボーナスの一部と言えます。
業績により減らされたり、全く出なかったりする場合も
多くの人は、「ボーナスは貰えて当たり前」と思っている人もいますよね。
実は就業規則において「これくらい支払う」と定められたもの以外は、支給する義務はないんです。(法的にもボーナスの支給義務はありません)
業績に応じて増えたり減ったり、全く出ないということも有り得ます。
ボーナスを増やすためのコツ
業績が良くなるように頑張る!
ボーナスは、業績に連動して上下することが一般的です。
当然、業績が良くなれば、ボーナスをたくさん貰える「可能性」が上がるってことですね。
ただし、ボーナスの支給は、経営者の考え方が色濃く反映されます。そのため、絶対に
業績が良かった
→ボーナスが増える
とは言えないんですね。
昇格を目指して待遇アップを狙う!
ボーナスは基本給に応じて増加していくことが一般的です。
つまり、基本給が上がれば必然的にボーナスもあがり、合わせて年収が上がっていきます。
- 役職に就く
- 資格を取得する
など、給与を上げる努力が、ボーナスの増額にも繋がります。
ボーナスが高い施設へ転職する
同じ介護サービスを提供する施設でも、ボーナスの支給率が驚くほど異なる場合があります。
色々な理由が考えられますが、例えば以下のようなケースが考えられます。
- 職員数が他よりも多く、一人あたりの取り分が少ない
- 法人の借入金が大きく、ボーナスに経費を使えない
- 設備投資に回しておりボーナスに回らない
など、ケースバイケースと言えます。これらは、経営判断で決められることが一般的で、なかなか一職員でどうにかなる問題でもありません。
例えばあまりに他と比較して待遇が劣るようであれば、転職も視野に入れる必要があります。
まとめ
- 正社員の場合はほとんどの施設でボーナスあり
- ボーナスの金額は、施設や待遇によりかなり異なる
- 他の業界と比較すると、低い場合が多い
- ボーナスは年2回支給が一般的
- ボーナスは業績により支給が一般的、業績が良くなるように頑張ることが大事
理由は色々とあるのですが、多くの場合は経営者の考え方ではないかと思っています。
色々な求人を見て疑問に思ったことは、「田舎の求人の方が待遇が悪い!」こと。普通に考えれば、田舎の方が様々な費用が安く、人件費に当てられそうですよね。
理由の1つはは「競争がないから」です。
田舎なので、
働き口が少ない
→人が少ない
→安くてもそれなりに人がくる。
少しは介護職員や介護に従事する職員に回したらどうかと思っています。
今の施設に不満があるなら
介護施設によって、環境が違う
働く職員が、ガラっと変わるためです。
長い時間を過ごすなら、
- 自分が出せる雰囲気
- 話しやすい人間関係
- 気を使いすぎない環境
ってすごく大切ですよね。
もし、今の施設がつらいなら、
別の場所で過ごす自分を想像すると、悩みが消えてるかもしれません。
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