- 高齢者が笑顔になる脳トレ例
- 脳トレで笑いを起こせるポイント
- 高齢者を脳トレで笑わせる時の注意点
がわかります。
高齢者が笑顔になる脳トレ例
お絵かきしりとり
描いた絵をしりとりにしてつなげていく
ホワイトボードや大きな紙を用意して、一人ずつ順番に絵を描いていきます。絵の題材の最後の文字を、次の絵の題材としてつなげていく、絵付きのしりとりです。
立って絵を描くのが難しい人がいる場合は、紙を回して描いてもらうというやり方もあります。
なかなか正解が出ない時は、描いた人にヒントを出してもらったり、スタッフが仕切り直しをすることで場が盛り上がります。
足踏みリズム体操
リズムに乗って手足を動かす
椅子に座った状態で、足踏みをしながら「1、2、3…」と数を数えていきます。
あらかじめ、
「4の倍数の時に両手をあげる」
などの動作を決めておきます。
条件に合った数字の時に、足だけでなく手を動かすという体操です。
身体を動かす分、反射神経や記憶力も必要になるため、まずは足だけ、手だけなどの練習を繰り返し、ゆっくりと行いましょう。
数字や条件を大きく書き出しておくと、スムーズに行えます。
2分の1クイズ
質問に対して、○か×かで答えてもらう
正解率は2分の1という単純さの、いわゆる○×クイズです。
難しく考える必要がないため回答のハードルが低く、参加も促しやすくなります。
問題のテーマは「昭和」「食べ物」などに絞ってもOK。スタッフや利用者のクセや名前を問題にすることでコミュニケーションを深めることができます。
回答方法も、手をあげる他に○か×かで別の椅子に移動するなど、体を動かす動作を取り入れると、良い運動になります。
高齢者が脳トレで笑いを起こせるポイント
全員で楽しめるものにする
同じ年代であっても、得意な分野は人それぞれ違います。
また、高齢者は持病や認知機能の問題もあるため、体操が苦手な人、クイズが苦手な人も出てきます。
脳トレは本来レクリエーションであり、レクリエーションはその場にいる全員が楽しむものです。
特定の人しか楽しめないものではなく、全員が参加できて楽しめるものを選んで用意しましょう。
複数の脳トレを用意する
いくら面白い脳トレでも、何度も繰り返すと飽きてきます。
また、全員参加のものでは、積極的な人とそうでない人との差が出てきてしまいます。
優劣をつけたり落ち込んでしまうのを防ぐためにも、脳トレはジャンルが違うものを複数用意しておきましょう。
時間配分を考える
高齢者は体力の問題もあり、長く続けると脳トレ自体を苦痛と感じてしまいます。
時間を区切って午前と午後に分けて行うなどの工夫が必要になります。
合間にお茶やおやつを出して休憩するのも、リラックスしてやる気を促す方法の一つです。
身近な材料を盛り込む
クイズにスタッフや利用者の名前を出したり、最近の話題をテーマにすることで、親近感やコミュニケーションは向上します。
- 体操が得意な利用者には前に出て先生役を
- クイズが得意な人にはヒントを出す役を
してもらいましょう。
ただ体を動かしたり答えるだけではなく、役割を振ることで責任感が増し、脳の活性化にもつながります。
まずは自分自身が楽しむ
集まってもらったけど、利用者はみんな無言。
どうすれば楽しんでもらえるかわからない…というのがスタッフの悩みでもあります。
進行役がムスっとして不安な様子では、利用者も落ち着きません。
まずは、笑顔を心がけて大きな声でゆっくり話しましょう。
相手を楽しませる前に、自分が楽しめる要素を見つけて明るく振る舞えば、利用者も不安を解消できます。
高齢者が脳トレで笑顔になるメリットは?
自信につながる
ただ面白いものを見て笑うのと、自分がレクに参加して笑顔になるのとでは大きな違いがあります。
クイズで答えを出して正解したり、体操に最後までついていければ確実に自信につながります。
また、最後まで参加できなくても
「頑張りましたね」
「前より良かったですよ」
って一言で、「次も参加しよう」と明るい気持ちが生まれます。
コミュニケーションがとりやすくなる
高齢者は社会的な損失を多く経験していて、否定的な考えを持つ人も少なくありません。
これまでの経歴や人生経験とは関係のない脳トレに参加し、無心になって考えることで、周囲との壁が崩れることがあります。
更に笑顔になることで、周りに「話しやすい人」という印象を与えれば、コミュニケーションの増加も期待できます。
高齢者を脳トレで笑わせる時の注意点
体調に留意して行う
高齢者は様々な持病を抱えており、時間を決めて服薬している人もいます。
脳トレの最中にもそれぞれの様子を見て、無理をしないようにスタッフが配慮しましょう。
説明は大きな声で
視力や聴力が良くない人も多くいるため、脳トレの説明は大きな声でゆっくりと、わかりやすく行いましょう。
途中で「聞こえていますか?」と確認し、返事をもらうのも良いかもしれません。
本人の意思を尊重する
レクリエーションが得意な人もいれば、苦手な人もいます。参加を拒否されても、無理強いはしないでおきましょう。
また、拒否が続く人でも、参加のための声かけは毎回忘れずに行いましょう。
声かけを続けるうちに参加の意思が出てくることもあります。
まとめ
- 高齢者の脳トレは、体を動かす要素を取り入れると笑顔を起こしやすい
- 参加者、スタッフともに全員が楽しめるものにする
- 参加が自信につながるように声かけし、利用者同士の和を深める
- 強制はせず、参加者の体調に気を配ってわかりやすい説明を心がける
脳トレに限らず、レクリエーションで体や頭を使うと、食欲の増進や筋力の強化という嬉しいオマケもついてきます。
レクを考え、実行するのはとても大変ですが、スタッフにもこれ以上ない勉強になります。
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