一緒に、感染症の対策について学んでいこう!
- 介護施設の感染症の事例は?
- 介護施設の感染症の事例から学べること
- 感染症に関する勉強会のおすすめテーマ案
- 介護施設の感染症の対策する時の注意点
をまとめました。
介護施設の感染症の事例は?
感染性胃腸炎(ノロウイルス)
↓
感染症だとは思わず、職員は、手でおう吐を処理。
↓
おう吐した物は普通のゴミ箱に捨てた。
翌日、施設内で、おう吐者が数人発生。おう吐した人を検査すると、感染性胃腸炎と診断された。
インフルエンザの感染事例
↓
症状は咳だけで、発熱はなかったので、そのままデイサービスへ。
↓
咳をしていた利用者が、到着後、発熱。
帰宅していただき、医療機関を受診後、インフルエンザと診断。
翌日、発症した利用者と、同乗していた人が発熱し、インフルエンザと診断。
疥癬の感染事例
ダニの一種であるヒゼンダニが皮膚に寄生することで発生する皮膚病です。
↓
かゆみ止めの軟膏を塗布し、様子を見ていた。
↓
その後、かゆみを訴える利用者が増加したため、検査すると、そのうち数名が疥癬と診断された。
事例では、不適切な対応で、感染が拡大しています。
では、どのような対応が必要だったのか、考えていきましょう。
介護施設の感染症の事例から学べること
日常ケアの感染予防対策が不十分
事例では、日常ケアで、十分とは言えない対応が目立ちます。
例えば、
- 感染性胃腸炎の事例:おう吐の処理が不十分。
- インフルエンザの事例:送迎時、風邪症状がある利用者の対応が、徹底されていない。
- かゆみの訴えに対して:疥癬の可能性を考えて、対応できていない。
などです。
高齢者施設では、突然のおう吐など、日常ケアの流れの中で、感染予防対策が必要になってきます。
マニュアルが作成されていないか、実践されていない
日常のケアで、適切な対応をするためには、マニュアルが必要です。
事例で、日常のケアが不十分なのは、マニュアルに、不備がある可能性が考えられます。
マニュアルは、
- 日常のケアで使える、マニュアルを作成
- マニュアルを正しく実践する。
ことが必要です。
手洗いが、正しく行えていないかも
手洗いも、不十分であった可能性があります。手洗いは感染症予防、拡大防止にはとても重要。
スタッフが、もれなく、正しい手順で行えるように、
- マニュアルに記載
- 洗面所に掲示
- 勉強会の開催
などを検討しましょう。
感染症の予防対策として、勉強会を開催するのも効果的です。
どのようなテーマで、勉強会を、開催するとよいのでしょうか?
感染症に関する勉強会のおすすめテーマ案
感染予防マニュアルの確認
既存のマニュアルを確認する
施設の、感染症予防マニュアルを確認する、勉強会がオススメ。
施設の感染予防マニュアルには、
- 平常時の対策
- 感染症発症時の対応
など、感染予防に必要な対応が、記載されています。
勉強会で、マニュアルを確認することで、日常のケアが変わってきます。
感染予防を見据えた、日常のケア
マニュアルをもとに、
- 施設内の環境整備
- 利用者の健康状態の確認方法
- 手洗い方法
など日常の対策を勉強します。
感染症発生時の対応
感染症発症時の対応は、日常とは違ったケアが必要。
また感染症は、予告もなく突然発生します。
マニュアルをもとに、対応を学ぶことで、急な事態にも、焦らず対応できるようにします。
感染性胃腸炎の予防対策
感染経路の確認
感染性胃腸炎は、高齢者施設において、特に注意すべき感染症の一つです。
集団発生を予防するには、持ち込まないことが重要。
感染経路は、
- 経口感染:口から物を食べることで感染
- 飛沫感染:飛散した咳や、くしゃみで感染
- 接触感染:手や器具などを介して、接触することで感染
- 空気感染:呼吸で、ウイルスなどを、口から吸いこむことで感染
などがあり、感染経路を詳しく学ぶことで、持ち込まない意識を高めます。
日常の消毒方法について
普段から、人がよく触れる場所を、消毒することも必要です。
- 消毒個所(蛇口、ドアノブなど)
- 消毒方法
を学ぶことで、感染経路を、効率的に断つことができます。
ふん便、おう吐物の処理方法について
ふん便やおう吐物の処理は、適切に行う必要があります。
勉強会で、詳しい処理方法を学び、正しく処理できるようにしておきましょう。
インフルエンザの予防対策
日常のケア、対策について
インフルエンザ予防のための、日常の対策を勉強します。
勉強内容は、
- うがい、手洗い方法
- 利用者、職員のワクチン接種について
などを学びましょう。
流行期の対応について
インフルエンザ流行期の、対策について学びます。
学ぶ内容は、
- 地域での流行状況の把握方法。
- 感染の疑いのある人への対応方法。
- 職員の健康管理。
を学ぶとよいでしょう。
感染者が出た時の対応方法
施設内で、発症者が出た場合の対応を、学びます。
- 濃厚接触者への対応はどうするのか?
- 施設内での、感染経路の遮断方法
- 面会者や、業者への対応はどうするのか?
などを学ぶことで、感染者が出たとき、すぐに対応できるようにします。
介護施設は、高齢者や障害のある人が、いる場所。感染症対策には、特別な注意が必要。
最後に、介護施設ならではの注意点を紹介します。
介護施設の感染症の対策する時の注意点
高齢者は重症化のリスクがある
高齢者が、インフルエンザにかかると、肺炎を起こすなど、重症化することがあります。
なので、介護施設での感染拡大には、十分注意が必要です。
認知症の方は感染を拡大させてしまうリスクがある
認知症のある人が、インフルエンザにかかってしまった時も、注意が必要。
部屋から出ないようにお願いしていても、忘れてしまって、出てこられることがあります。
見守り体制をしっかりするなど、対策が必要です。
外部からの持ち込みが多い
施設職員は、インフルエンザ対策を、しっかりしています。
でも介護施設には、面会者や、業者の出入りなど、外部との接触があります。
なので、外部からの侵入防止にも注意が必要。
うがい手洗いのお願いや、適切な面会制限など、様々な対策が必要になります。
まとめ
- 介護施設では、感染性胃腸炎や、インフルエンザの、感染拡大事例がある。
- 事例から、日常のケアでの感染予防策や、マニュアルの充実が、感染の拡大予防に重要ということが分かる。
- 感染症の勉強会には、マニュアルの確認や、インフルエンザの予防対策など、実際のケアにつながる内容のテーマがおすすめ!
- 介護施設は、高齢者や認知症の人が多く、外部からの持ち込みもあり、感染拡大や重症化のリスクがある。
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